Jon Peddie Research が発表した最新統計によると、2023 年第 2 四半期の PC クライアント CPU 出荷台数は 5,360 万台に達し、前四半期から 17%増加したが、iGPU 出荷台数は 14%増加した(4,900 万台)。ノートブック市場のシェアは 72%に達し、デスクトップ CPU の出荷台数は 28%に留まり、前四半期から若干減少した。
JPRのジョン・ペディ社長は、「第2四半期のクライアントCPU出荷台数が前四半期から増加したことは、同四半期だけでなく過去2年間も憂鬱な結果であった中で、ポジティブで歓迎すべきニュースである。統合グラフィックスも前四半期から増加したが、ほとんどのCPUがGPUを内蔵していることを考えれば、それほど注目すべきことではない。来四半期の見通しは、警戒すべきポジティブなものである。AMDとインテルは、小幅ながら上方修正を発表している。 via JPR
しかし、AMDがRyzen CPUのラインアップの中でよりメインストリーム向けの選択肢を導入し、Phoenix Ryzen 7040 APUの立ち上がりによって出荷台数が増加するため、この状況はすぐに変わるだろう。一方、インテルはデスクトップ向けのRaptor Lake Refresh CPUファミリーとノートPC向けのMeteor Lake CPUを準備しており、2023年後半には同社の大きな成長要因となるだろう。